以前にもプロペシアと筋トレの関係を考えてみたのですが、どうもしっくりこないので改めて考えてみようと思います。
プロペシアを飲むと筋トレしても筋肉が付きにくくなるのか?についてです。
フェナステリド(プロペシア)の働きは5αリダクターゼを阻害して男性ホルモンテストステロンがDHTに転換するのを抑制します。
つまりは男性ホルモン自体を抑制するという事にはならないと考えられます。
質問サイトなどではプロペシアが男性ホルモンを抑制するから筋トレしても効果なくなると解釈している人がいました。
おそらく、それは間違った考えだろうと思います。
wikiやAGAのクリニックのサイトの解説を見てもプロペシアが男性ホルモン自体を抑制するとは解説されていません。
プロペシアは5αリダクターゼを阻害して男性ホルモンテストステロンがDHTに転換するのを抑制します。
要はDHTが脱毛の原因になるので、プロペシアは男性ホルモンテストステロンが5αリダクターゼと結びついてDHTに変換されるのを抑制して脱毛を抑えるのです。
これらの解説を見ると、どう考えても男性ホルモン自体が抑制されてるという事にはならないと思います。
プロペシアの製造元もプロペシアが筋トレに影響するとは発表していないようです。
プロペシアの本来の働きを考えると筋トレに影響するとは考えにくいと私は思いました。
しかしながら理論上で考えた範囲以上の事が起こる可能性は否定できません。
実際にプロペシアを飲んで筋肉がつきにくくなったと感じる方もいるかもしれません。
また男性機能の低下が副作用としてあるプロペシアではあるので、男性機能が低下しているなら男性ホルモンの分泌にも影響しているんじゃないか?とも考えられます。
実際問題としてプロペシアが筋トレに影響するのか?という事ははっきりとは分かりません。
プロペシアが筋トレに影響すると言い切っている人があれば、無責任だとは思います。
プロペシアの本来の働きを考えるなら男性ホルモン自体を抑制してるとは考えられないです。
しかし男性機能の低下のあるプロペシアではあるので、理論上の想定外で筋トレに影響する可能性は否定できないとは思いました。
プロペシアと筋トレの関係に関する実証データがあるわけではないので、はっきりとは判断しにくい事です。
結論として、プロペシアと筋トレの関係にはっきりとした答えを見つけるは今の所困難ではあります。